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予防接種・トラベルクリニックのご案内
予防接種の大切さ
飛躍的な公衆衛生の向上、感染症に対する治療医学の発達を成し遂げた現在の日本において、なおも感染症はわれわれの生活を脅かす大きな原因のひとつであることに異論はないでしょう。加えて、2006年の日本での大学生を中心としたはしかの大流行、2009年の新型インフルエンザ流行に伴う世の中の喧噪、危機管理能力の乏しさの露呈は、行政のみならず、われわれ自身が日頃から感染症予防に対する認識を深め、できることから備えていくことの重要性を再認識する良い機会になったといえます。
たとえば、アメリカのニューヨーク州では、子供は生まれた翌日より、B型肝炎ワクチンの予防接種を開始します。その後、幼稚園に入るまでには日本では受けられないような予防接種プログラムが完了します。自分が病に感染しないというだけではなく、自分が病を広げる原因とならないという意識が、社会全体に浸透しているわけです。それを聞くだけでも先進国に仲間入りしているはずの日本は、感染症予防についてはたいへんな後進国であることが想像に難くないでしょう。
そんななか、日本でも、Hibワクチンの導入に続き、子宮頚がん予防ワクチンや小児用の肺炎球菌ワクチンの承認、小児下痢に関係するロタウィルスワクチンが承認申請中と、ようやく我が国の予防接種事業が漸進されようとしており、今後もますます先進国では当たり前に受けられるワクチンの恩恵を、私たちも享受できるようになるよう望むばかりです。
人や物が世界中を駆けめぐる現在、わたしたちが予期せぬ感染症の流行に遭遇するかも知れません。決してすべての感染症が予防できるわけではありませんが、『予防できる病気は予防する』という観点から、国が義務づけた予防接種に限らず、接種可能なものは可能な限り受けておき、災いに対して備えと知識をもっておくことが大切ではないでしょうか。そして、私たちひとりひとりがそうした姿勢をとることが、立ち遅れた国の感性症予防政策を後押しする大きな原動力となることと信じます。



トラベルクリニックとは・・・
ご存知の通り、日本人の海外渡航者数は年々増加しつづけており、その傾向はますます続いていくものと思われます。また、渡航先や渡航の形態も、従来の観光地旅行にとどまらず、企業の海外赴任、海外留学をはじめ、登山・冒険旅行、ボランティア活動などと、従来とは異なる地域に足を踏み入れることも珍しくなくなってきております。したがって、こうした海外渡航する方々は、渡航地の衛生や感染症の流行状況あるいは日本の法律で義務づけられたもの以外の予防接種の必要性を把握し、渡航前に出来る限り適切な予防接種をうけることなど、十分な備えをすることが肝要となってきます。

そこで、当院では長年来実施してまいりました海外渡航者の渡航前予防接種を中心とした診療を基礎に、より内容を充実させた『トラベルクリニック』を設け、海外渡航者・旅行者の健康と安全を守るべく、健康相談、健康診断、携帯医薬品の処方や英文診断書/予防接種証明書の作成を承り、今後ともみなさまのニーズにお応えできるような診療をおこなってまいりたいと考えております。